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介護の苦しみと怒り 変えられた心


認知症の始まり

私の母のお話です。私の母は、89歳になります。4〜5年前から少しずつエッ?と思う様な事が多くなってきました。例えば、自分が買った食べ物を自分の部屋に隠してそれを忘れて私達(娘二人含む)が食べたと言い張り頑として譲りません。あ〜これが認知の始まりかなぁ?と思いつつ感謝して過ごしてました。

母や姉への怒りと罪の意識

介護支援の方が「これからは、お金を取った言われる様になるかもしれません。」と忠告されていましたが、今年になり、それが現れてきました。又、共に生活をしている私ではなく、私の姉に「最後は、あなたに頼むから」と母がお金も渡していた事もわかりました。「どうして一緒に暮らしている私達ではないの?あ〜私がお金を盗んだと思っているのか?」という思いがめぐっていました。私は、その事柄を祈っていませんでした。

その為、私の心は凄く傷ついてしまい、母を許せなくなり、又、私達に任せっきりで様子もみに来ない姉にも腹が立って許せなくなりました。そんな自分への罪の意識と、それでも祈ることが出来ない自分。「…悔い改めも出来ない…祈る事も出来ない」と葛藤しながら日々過ごしていました。

教会の祈りによって

その中で、祈祷会で取りなしの祈りの中いつも母の事、家族の事を祈ってくださり、少しずつ祈る事が出来る様になっていきました。又、祈祷会で共に祈る中、悔い改める事も出来、涙が溢れてきました。そして神様は、親を敬える事を教えてくださり、後悔しない様にしっかりお世話出来る様に力を与えてくれました。また、心の中で大きくなっていた母と姉に対する怒りを取り除いてくださったのです。心から母の事を祈る事が出来る様に、主が私を憐れみ、苦しみや怒りを変えて下さった恵みに感謝します。

教会員 聖なる都久留米教会 2021年10月


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