Jゴスペルって何?

GOSPELとは

 私たちが「GOSPEL」と呼んでいる音楽は、アメリカの黒人教会で歌われていた宗教音楽がベースになっています。彼らは奴隷制度という非常に厳しい生活の中で、GOSPELを通じて神さまに向かって祈りの声を上げたのです。

 GODSPELという言葉自体は古い英語で、"Good Spell"(good news=よい知らせ)が語源であり、のちに"God Spell"(神の言葉)と混同されてきたとされています。この言葉は日本語では通常「福音」と訳されています。つまりゴスペルとは音楽的なジャンルとしての意味合いよりも教会で生まれた神への賛美が土台にあると言えます。

 ゴスペルの中には”愛のメッセージ”が溢れています。「愛のメッセージなら他の音楽にも溢れている。」と思われる方もいると思います。確かにそうです。しかし、その多くは人から人へのメッセージです。家族の愛、恋人への愛といったものです。しかし、ゴスペルで歌われる愛とは”神の愛”です。神さまからの私たちへの愛のメッセージであり、私たちから神さまへの愛のメッセージなのです。

 しかしそうなると「クリスチャンでなければゴスペルは歌ってはならないの?」という話しになります。とんでもありません。ゴスペルには愛が溢れています。この愛はすべての人に向けられています。その愛にふれるとき、多くの人が感動し、喜び、力を受けます。私たちはそんな愛の詰まったゴスペルを多くの人に届けたいと願い、活動を行っています。

日本人のためのゴスペル

 前述のように、ゴスペルの発祥は黒人霊歌です。日本では映画「天使にラブソングを」が有名です。しかし、英語の歌詞を理解することは出来たとしても、多くの日本人は、その感情や意味を黒人文化で育まれたリズムやノリ、グルーヴを感じ取って歌うのは難しいと思います。また、黒人霊歌が発祥ではありますが、いまやゴスペルは世界中に広がっており、それぞれの国、文化に根差して発展しています。
 そうした中でこの日本でも生まれたのが日本人のためのゴスペル「Jゴスペル」です。私たちのクラブでは、このJゴスペルを通じて、今までゴスペルの届かなかった人々にもその魅力を伝えたいと願いを持って活動しています。

久留米ゴスペルクラブはTLCCC聖なる都久留米教会が運営するクラブです。